【体験記】住宅ローンの金利引き下げ交渉を成功させるコツ【成功事例】
住宅ローンの金利減額交渉を進めるにあたって
住宅ローンの金利減額に関する記事は多くありますが、その成果について書かれているものは少ない印象です。この記事では実際に私が銀行と住宅ローン金利の減額交渉した経過を記載してますので同じような事を検討される方の参考になればと思います。
具体的な手続きについては以下に記載しますが、銀行が金利を減額するという事(=銀行が再度審査をするという事)です。過去にローンの支払いが滞ってない事が重要です。
また、交渉はビジネスなのでビジネスパーソンとして丁寧に対応しましょう。「他行の金利が安いから、金利を下げないと乗り換えるぞ」という心象を悪くするような交渉は何のプラスもありません。
対象者
住宅ローンをすでに借りていて少しでも支払いを減額したいと思っている方
結論(金利減額交渉の結果)
結論からいいますと三菱UFJ銀行で35年ローンで13年前に借りた金利が年利1.0%から0.8%に下がりました。他のサイトで1%以上の金利が下がらないと借り換えの効果がないという記事を見かけますが、わずかな手間で約60万円の減額ができたと思えば効果は大きいと思います。
私の住宅ローンの構成(多少数字は丸めています)
項目 | 内容 |
---|---|
当初借入額 | 4400万円(毎月3400万円、ボーナス1000万円) |
支払額 | 毎月9.5万円、ボーナス月26.5万円 |
交渉時点の残額 | 3000万円(毎月2300万円、ボーナス700万円) |
ローン期間 | 35年(残り支払い期間23年) |
金利 | 変動金利1% |
返済方式 | 元利均等 |
住宅ローン金利減額交渉の進め方
※MUB:三菱UFJ銀行
-
住宅ローン金利の借り換えサイトでシミュレーションする(再審査を行う際の書類として提出が必要になるので、ここでなるべく正確な数値でシミュレーションしておくと二度手間になりません)
- シミュレーションの結果、減額できる金額の半分くらいの金額であっても満足できるか検討してください。私の場合はシミュレーションで約120万円の減額となりましたが、結果は60万円の減額となりました。銀行が金利を減額をしてくれる場合は他行に借り換え手続きした場合と比べて大幅に手続きの手間が少なくなりますが、その分(といってはなんですが)借り換えよりも減額幅が小さくなることを想定しておいたほうが良いと思います。
【住宅本舗】まずはシミュレーションから
- シミュレーションの結果、減額できる金額の半分くらいの金額であっても満足できるか検討してください。私の場合はシミュレーションで約120万円の減額となりましたが、結果は60万円の減額となりました。銀行が金利を減額をしてくれる場合は他行に借り換え手続きした場合と比べて大幅に手続きの手間が少なくなりますが、その分(といってはなんですが)借り換えよりも減額幅が小さくなることを想定しておいたほうが良いと思います。
-
借り換え候補の銀行に仮審査を申し込む
- 金利の減額に応じてもらえない場合は借り換えする気持ちがある、という意思表示をするためにもシミュレーションだけでなく、しっかりと仮審査を申し込み承認を得ておくことが重要です。
-
MUBに住宅ローン相談の予約を入れる
- コロナの影響で銀行は飛込での相談を受け付けてません。事前にWEBから予約を申し込みます。店舗によって違うかもしれませんが基本は平日しか予約はとれません。
- WEB申込フォームには簡潔に相談事項を書きましょう。ポイントは、住宅ローンの金利の見直しについて検討している事、他行への借り換えも考えているが、もし相談に乗ってもらえるならこのまま継続したいと思ってることなど、事前に銀行側で検討をしてもらえるようにポイントを簡潔に書きましょう。
-
MUBの店舗に住宅ローン相談に行く
- (持ち物)住宅ローン口座の「カード」、「通帳」、「印鑑」、「最新の源泉徴収のコピー」、「免許証などの身分証明書」、「他行の借り換えシミュレーション結果」
- (内容)簡単に相談内容について確認があります。前述のとおり、金利の減額(=銀行が再度審査をするという事)なので、その場では結論がでません。審査結果は後日電話するという事を伝えられ相談は終了になります。ここで大事なのは「自分はこれから審査を受ける身であるという事」です。この相談会から審査は始まっているという意識をもって臨みましょう。
-
(注意事項)私の場合ですがローンを借りたときから自宅住所で地番変更があり、銀行に登録されている住所と免許証に書かれている住所に差がありました。当然ですが、この違いがあると銀行は手続きを進めてくれませんので、事前に銀行に登録されている住所をWEBで確認し、もし違いがあるようであれば変更手続きをしておきましょう。MUBの場合は「電話での変更」または「WEBでの変更」ができます。
・電話で変更する:住宅ローン口座の通帳、マイナンバーカードが必要です(私はマイナンバーカードを作ってないので断念)
・WEBで変更する:マイナンバーが記載された住民票、免許証が必要です(これらをWEBにアップします。これも手間でしたがマイナンバーカードを作るよりは楽なのでこちらを選択)
-
MUBから電話で審査結果の連絡が届く
- 月曜日に審査をお願いして、金曜日に結果の連絡がありましたので約1週間くらいを見ておけばよいと思います。
- 金利が0.8%になるという審査結果が伝えると共に、このまま手続きを継続してよいか意思確認がされます。
- 手続きには銀行に来店する必要があるのでその場で日程を調整します。
-
MUBの店舗に手続きに行く
-
(持ち物)住宅ローン口座の「カード」、「通帳」、「印鑑」、「収入印紙200円×2」、「身分証明書(免許証)」
(内容)銀行の係員の指示に従い手続きを行います。無事手続き終了
-
(持ち物)住宅ローン口座の「カード」、「通帳」、「印鑑」、「収入印紙200円×2」、「身分証明書(免許証)」
-
仮審査を申し込んだ銀行に経緯を報告する
- 仮審査をしてくれた銀行に経緯を報告し、借り換え手続きは行わない意思を伝える。この銀行にも時間を使ってもらったので、そのまま放置せずしっかりと報告を入れる。
所感
- 数字に強い方であればお気づきでしょうが、今回の交渉により減額されるのは、月々2000円、ボーナス月5000円という小さな額です。ただ、私はやってよかったと思ってます。
- 一番の理由は、新規の借り入れが0.4%という銀行が登場している中で1.0%で払い続けているという不満が少し解消できた点です。
- また、手数料もたいしてかからず、また、わずかな手続きで年間30000円減額できたと思うと金額面での満足感も多少あります。
- 変動金利は世の中の金利が上がれば支払額が増えるというリスクがあるが、一方で金利が下げれば支払額が減額される可能性があると聞いていたものの、金利が下がるという事がこれまで一切なありませんでした。毎年金利が下がったという通知が来ることを期待してましたが、やはり自分が動かないと有利な条件はやってこないんだと感じました。
- 毎年のように税金や保険料など上がってるような状況です。自己研鑽をして収入を増やすというやり方もあると思いますが、いま支払っているものが減らせないかという観点で住宅ローンについても見直してはいかがでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません